銀行の選び方
この記事では生活費の管理を銀行の利用目的とする場合の銀行の選び方を解説します。
今、日本では金利が低いため、銀行に預金しても金利はほとんど得られません。一方、ATMでの出金や他の口座への送金は、たびたび手数料が発生します。手数料を気にせずに銀行を利用し続けると、お金は減るばかりです。
手数料の発生を少なくするには、あなたの利用の仕方にあった銀行を選ぶことです。
ATMの出金利用が多い場合
同じ銀行のATMからの出金は、ほとんどの場合、手数料がかかりません。手数料がかかるのは他の銀行のATMを利用するときです。このことから、以下の提案をすることができます。
1. 家の近くにあり利用しやすいATMと同じ銀行を選ぶ
2. ATMの数が多い銀行を選ぶ
ゆうちょ銀行 … およそ29,800台
セブン銀行 … およそ25,000台
ローソン銀行 … およそ13,000台
三菱UFJ銀行 … およそ8,000台
3. ゆうちょ銀行またはセブン銀行のATMを無料で利用できる銀行
ゆうちょ銀行のATMを無料で利用できる銀行の代表例
銀行 | 1ヵ月の無料利用回数 | 利用時間の制限 |
---|---|---|
東京スター銀行 | 8回 | 制限なし |
ソニー銀行 | 4回 | 制限なし |
SBJ銀行 | 3回 | 制限なし |
イオン銀行 | 制限なし | 平日:午前8時45分から午後6時 土曜日:午前9時から午後2時 |
セブン銀行のATMを無料で利用できる銀行の代表例
銀行 | 1ヵ月の無料利用回数 | 利用時間の制限 |
---|---|---|
東京スター銀行 | 8回 | 制限なし |
ソニー銀行 | 4回 | 制限なし |
SBJ銀行 | 3回 | 制限なし |
- 東京スター銀行は、最低預金額を設定しています。
- あなたの利用状況によって、ソニー銀行、SBJ銀行は1ヵ月の無料利用回数を増やす場合があります。
別口座への振込が多い場合
振込はインターネットを利用する方法が手数料を抑えるために効果的です。インターネット利用なら多くの場合、同じ銀行の別の口座への振込は手数料が発生しません。手数料がかかるのは他の銀行へ振込をするときです。このことから、以下の提案をすることができます。
1. 振込先と同じ銀行を選ぶ
2. 他の銀行へ振込手数料がかからない銀行を選ぶ
他の銀行への振込が無料でできる銀行の代表例
銀行 | 1ヵ月の無料利用回数 |
---|---|
SBJ銀行 | 3回 または 7回 |
住信SBIネット銀行 | 1回 |
ソニー銀行 | 1回 |
野村信託銀行 | 2回 または 10回 |
大和ネクスト銀行 | 3回 |
- SBJ銀行、野村信託銀行は、振り込む銀行によって、1ヵ月の無料利用回数を変えています。
- あなたの利用状況によって、SBJ銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行は1ヵ月の無料利用回数を増やす場合があります。
- 野村信託銀行、大和ネクスト銀行の利用には、銀行と証券会社の口座が必要になります。
- 野村信託銀行と大和ネクスト銀行にはキャッシュカードはありません。
口座維持手数料
多くの銀行が将来的に口座維持手数料を設定すると予想されています。口座維持手数料が設定された場合、利用しない口座を持つことはリスクになります。
名詞・固有名詞…このページの主要な話題になっている名詞・固有名詞
固有名詞…このページの主要な話題でない固有名詞