残念な仕事場？ 社会保険未加入の職場

社会保険の役割

労働者の社会保険には、健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の5つの保険があります。病気やけが、出産、死亡、老齢、障害、失業など生活の変化や困難に備え、人々の生活を安定させることが社会保険の役割です。

社会保険の加入ルール

労働者の場合、事業所を通じて保険に加入します。条件に該当する事業所は、労働者を社会保険に加入させなければなりません。このような事業所を強制適用事業所と言います。株式会社、有限会社、合資会社、社団法人、財団法人などはすべて強制適用事業所です。つまり、もしあなたが会社勤めなのに社会保険に加入していないなら、その会社は問題企業の可能性が高いと言えます（ただし、パートタイム労働者など一部の労働者は除きます）。

社会保険未加入のデメリット

社会保険に加入していないと、病気やけが、出産、死亡、老齢、障害、失業などがあったときに満足な補償を受けられなくなります。特にお金の面での影響は大きく、生活の困窮につながる可能性もあります。

問題企業に注意

強制適用事業所なのに、労働者が社会保険に加入できない事業所はすべて問題企業です。程度はいろいろあります。保険に加入していないことを労働者に伝えている会社。保険に加入していないことを労働者に隠している会社。どちらの会社の場合も、給料から保険料が差し引かれないので、保険に加入していないことは明らかです。

なかには保険料を差し引いているのに、社会保険に加入しない会社もあります。これは最悪です。やはり、保険に入っているかは正しい方法で確認すべきです。

社会保険の加入を確認する方法

確認にはいくつかの方法があります。

• 健康保険証を受け取っている。その保険証が病院で利用できる。
• ねんきんネットに登録して納付状況を確認する。
• 厚生労働省のウェブサイトで雇用保険、労災保険の加入を確認する。