残業
残業とは、決められた労働時間よりも長く働くことを意味します。ここで説明する残業とは、法定労働時間(1日8時間、1週間40時間)を超える労働のことです。これは法定時間外労働とも言われます。
残業時間の上限
1ヶ月:45時間以内
1年:360時間
労働者がこの時間を超えて働くと、会社が罰を受けることになります。ただし業種や働き方によっては、この制限が適用されないことがあります。
残業代
会社は、労働者の残業に対して、残業代を支払わなければなりません。残業代は、各労働者の時給と、残業の種類ごとに設定された増加率を使用して計算されます。
残業の種類 | 増加率 | 対象となる時間 | |||
---|---|---|---|---|---|
法定時間外労働 | 0.25 | 1日8時間、1週間40時間を超える労働 | |||
深夜労働 | 0.25 | 22時から朝5時までの労働 | |||
法定休日労働 | 0.35 | 週1日または4週4日の休日の労働 |
たとえば、法定時間外労働を深夜に行った場合は、増加率は0.25+0.25=0.5になります。
残業代を求める計算式は以下の通りです。
残業代=労働者の時給×(1+増加率)×該当残業時間
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